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悪役令嬢、見た目と加護の力

クレアは、早速腕輪を狼型のモンスターの脚に嵌める。

すると、


「グルルルルッ」


「ん?何か変わった?」


「とりあえず見た目に変化はないわね」


「じゃあ、失敗ッスか?」


残念そうな顔でギービーは言う。

確かに、目的であった体への影響を出すというのはダメだったようだ。


だが、


「雷の加護を持ってるのに。帯電しなくなったわね」


「あっ。本当だ!!」


「これは、使えなくなったと考えて良いんじゃないかしら?」


目的としていたものとは違う。

だが、成功ではある。


研究成果として出すには、十分な成果だ。

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