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悪役令嬢、1つ1つ丁寧に

何度も繰り返される計測。

それぞれが加護の力を弱められそうな意見を出し合い、


「どうかしら?」


「これは変化なしだね」


「そっちは?」


「こっちもダメッス」


1つ1つ試していく。

そうしている中、


「どうかしら?」


「あっ。これ私のやつ凄い下がってる!」


「私もッス!!」


「おお。……じゃあ、こっち方面をもう少し試してみましょうか」


良い結果が出た。

実験開始から、約3ヶ月ほど経ったときのことである。


「これで、やっと先に進めそうね……」

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