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悪役令嬢、貴族の中の影響力が

グラマが陞爵する。

そして、


「もう侯爵か」


「これも、クラウンの活動のお陰だよ」


「ふむ。そうか……貴族の中での影響力は?」


「かなりあるよ?派閥の人間を市民達に襲わせないようにしてたら、派閥が広がってね」


貴族達も命が惜しい。

命のためであれば、


「格下にも尻尾を振るか」


「はははっ。格下と言うより、新入りっていった方が正しい気がするけどねぇ」


「ふむ。そうだな」


「……でも、これのお陰で割と意見は通りやすいよ」


グラマは順調に帝国内部で力をつけてきている。

ならば、


「今度はイモート王国とのバランスを考えなければな」

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