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悪役令嬢、置いてきちゃった?
最近ちらほら矛盾したところが出てきていることに気付きました。
もし変なところがある場合には、作者が設定を忘れているんだなと思って頂ければ。
「他の子達は寮の中かしら?」
クレアはアンナリムの実家に行ったという友人達を尋ねる。
アンアリムは今思い出したというように顔を上げ、
「あっ。置いてきちゃった」
「置いてきた?」
「うん」
何か恐怖を感じた。
置いてきたというのは、
「実家に?」
「いやいやいや!流石にそれはないよ!」
「じゃあ、どこに?」
「ん~。さっきまでガガーラナの部屋で話してたんだけど、クレアちゃんの気配がして何も言わずに走って来ちゃった」
テヘペロッ!とするアンナリム。
かわいいはかわいいのだが……
「せめて何をするのか理由聞くくらいはしなさいよ」




