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悪役令嬢、新年度の学校へ
帝国が色々と忙しい間。
エリーとてそれに関わって市民を煽っていただけではない。
「それでは、行ってきますわ」
「いってらしゃい!!」
「ディアも婚約者と仲良くしなさいな」
「はい!」
クラウディアは大きく頷く。
エリーがその後ろに視線を向ければ、彼女の婚約者達が大きく頷いた。
任せてくれと行っているようである。
「ふふっ。では、楽しんで」
「はぁ~い」
「あんまり婚約者とうつつを抜かして、勉強をおろそかにしてはいけませんわよ」
「はぁ~い!」
元気の良い返事を聞いたエリーは、馬車に乗る。
そして、新年度の学校へ向けて出発した。




