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悪役令嬢、監視していると
グラマを監視するものたち。
リブコールに所属している彼らだが、
「今のところ怪しい動きはなし、か」
「ああ。読唇術を使えるものたちも、部下との会話は雑談ばかりだと言っている」
「雑談って……薬のレシピを伝えたりもしていたんだろ?」
「それはそうだが、今は重要でないからな」
一部は読唇術を使ってグラマ達の会話を読み取っている。
当然グラマ達は対策をしているので、彼らは正しい会話を読み取れていないのだが。
「何なんだろうな」
「さぁな?……って、誰かが走ってくるぞ?」
リブコールものたちが監視している途中。
1人は知ってくる者が。
「た、大変だ!」
「どうした?」
「か、監視にでいていた奴らの家が次々に襲撃されてる!!」




