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悪役令嬢、怪しいけど子爵に
結局、最後には1つの結論に落ち着いた。
いや、落ち着くしかなかった。
「グラマの爵位を、子爵とする」
「……賛成する」
「それしかないですね」
「……では、反対はないと言うことで、これで決定とする」
グラマはこちらでも子爵に。
同じ爵位を持たせることでどっちにも傾かないようにしたというのが結論である。
「しかし、今のままではマズい」
「うむ。監視が必要だろう」
「リブコールを動かせ」
「監視ですか。了解致しました」
グラマは怪しまれている。
ならば、監視が付くことも当然。
そして当然。それは予想済みである。




