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悪役令嬢、リブコールの上なところ
エリーにはこのペースが遅いことに関しては懸念がある。
それが、
「リブコールに色々と工作される恐れがある」
「ですね。……できれば、それは避けた方が良いかと私も思います」
「そうだろう？」
「今はその裏工作のほとんどは涙角が受けていますが、かなり効果は高いもののようですし」
クラウンの方が、戦闘力で言えば圧倒的に高い。
だが、細かい技術などはリブコールの方が歴史がある分、上なのだ。
「だからこそ、それをほとんど受けない間に潰してしまいたい」
「ですよね」
「だからこそ、そのゆっくりしたペースの侵略はなしだ」
「……分かりました」
部下も納得した。
だが、
「では、どのようにすれば良いのでしょうか」
