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悪役令嬢、恋愛指導も
久しぶりに称号を手に入れた。
それにより少し機嫌が良くなったエリーは、
「仲良くやれそうですの?」
「うん!やれしょう!」
「それは良かったですわ。では、少しアドバイスを致しましょうか」
「お願いします!」
恋愛指導をすることに。
2人で黒い笑みを浮かべ、
「こういうときに、子供っぽいのを続けるんですわ」
「え?でも、」
「しばらくはこれでいいんですの。こうして差を作ることで、心から甘えているみたいに見せることが大切ですわ」
「な、なるほど!」
クラウディアはポケットからメモ帳を取り出し、メモを取っている。
真剣さがうかがえた。
「転機は15歳くらいですわ。万が一が起こっても良いようにそれくらいの年齢で……」




