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悪役令嬢、妄想してふへへ
結局。
候補1人だけで、他は良さそうな人物がいなかった。
「お父様に、モウスコシ対象年齢を上げるようにお願いしないといけませんわね」
「うん……」
頷くクラウディア。
だが、少しその視線は下を向いている。
「ディア?何か気になることでも?」
「え?あ、いや、その……イケおじ5人くらいにベッドであんなことやこんなことをされるのを想像して……ふへへっ」
「……ディア。流石にその顔と笑いは淑女としてマズいものがありますわ。その顔は押し倒された後に見せなさい」
「あっ。はい。ごめんなさい」
シュンとした。
だが、お陰でだらしない顔が元に戻る。
「……私の方でも、探ってみますわ」
「お願いしましゅ!」




