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悪役令嬢、候補見つけた
資料をパラパラ。
将来性などどうでも言わんばかりに除外されていくものたち。
そんな中、
「……ん?今」
「今、いた!」
「いましたわね」
ついに1人見つけた。
クラウディアの好みに合致するような人物が。
「これは、侯爵家の方ですわね」
「しかも、長男!」
「この侯爵家は発展している方ですから、ディアノその後の生活なんかも悪くナイかもしれないですわ」
「おぉ~。将来性も、ある!」
クラウディアは目を輝かせた。
かなり好みなようだ。
「では、これを候補の1人と致しましょう」




