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悪役令嬢、聖女が気がかり

「そこまでっ!!」


試験が終わる。

最後の試験だが、エリーは全て解けた。


あとは、


「聖女様がどこまでやるのやら……」


「あぁ。去年は魔法関連がボロボロだったけど」


「今年は魔法の師匠も付いたからなぁ」


友人たちもカヤが上がると考えているようだ。

幸いなことは、今年はまだその魔法の師匠と出会って数ヶ月しか経っていないことである。


「来年が恐ろしいですわ」


「だね」


「一体僕たちに何点差をつけてくるのやら」


友人たちはある意味恐怖を感じていた。

圧倒的な力を持つ動機に。


「とはいえ、満点のエリーを超えることはないと思うけどね」

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