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悪役令嬢、金のために人の命を
各地の争いもあり。
クレアの懐はどんどん潤っていく。
「やっぱり戦争に使えるものって儲かるわね」
「ひどい話だな」
「クレアがお金を得る代わりに何人の死人が出ることやら」
「ふふっ。そして死人が出たら、またその周りの人達が身を守るために買いに来るのよ」
コロシ殺され合う時代。
その中でクレアは儲けを出していく。
「クレアちゃん。真っ黒だね」
「外道ッスね」
「「よっ!悪女!」」
「……悪女とはちょっと違う気がするんだけど」
友人たちも引いていた。
人の命を金のために使うなんて、と。
「魔法の威力がちょっと上がるくらいで死ぬなら、結局もう少し後に死んでたわよ」




