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悪役令嬢、マネされないために

今売っている魔法陣。

それは、マネして描けば誰でも効果の出るものを作ることができてしまう。


「つまりマネされないようにする必要があるわ」


「そうか」


「そこで作った試作品がこれよ」


「……これは?」


クレアが見せたもの。

それは、


「何も描かれてないじゃないか」


「まあ、そう見えるわよね」


「ああ。ただの白紙だろ」


「……でもね。こういう風に魔力を通すと」


クレアは軽く魔力を魔法陣に。

すると、青白い光があふれ出し、


「っ!?」

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