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悪役令嬢、沢山稼げそう
市民達は長蛇の列を作って魔法陣を買いに行く。
ファララ商会は緊急の措置として、魔法陣専用の販売店を新しく作るくらいの人気だった。
そんな客の中には、
「全種類400ずつくらいかいたいのですが」
「400ですと、これくらいになります」
「あっ。これくらいなら……お願いします」
魔法陣の値段もそこそこする。
だが、それでもそこそこ程度にはとどめてあるのだ。
「ねぇ。聞いた?」
「ん?どうしたの?」
「学園で沢山魔法陣を買ったんだって!!」
「へぇ。手配できたのね」
大量に買い込む客。
その中に学校もあった。
「良い具合に稼げそうねぇ」




