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悪役令嬢、研究から学んで
兄弟たちとも色々と話したクレア。
とりあえず、
「暫くは私が何も教える必要はないわね?」
「あっ。はい。……そうですね」
「ふふっ。そんなに申し訳なさそうな顔をする必要はないんだけど」
「で、でも、折角教えてもらってたのに……」
カヤはどこかうかない顔をしている。
それにクレアは苦笑しつつ、
「私の研究から色々学んで頂戴」
「研究、ですか?」
「そうよ。今年の研究」
「……分かりました。凄いのが出てくるのを楽しみにしてます!!」
こうしてカヤを任せることもできた。
後は本当に、
「気合い入れて研究を仕上げましょうか」




