3032/3881
悪役令嬢、剣の師とその主
カヤの教師は2人。
1人は、魔法を教える人。
そしてもう1人は、
「もう少し手首を縦に」
「こう?」
「そう!その通りです」
カヤに指導をしてうんうんと頷く1人の男性。
彼は、カヤに剣術を教える男。
ヒューズールである。
「おぉ。あの感じ、エリーと一緒に練習したのを思い出すなぁ」
「僕も久々に見たよ」
「クレアが教えてたから基礎はできてるみたいだけど」
「うんうん。回復専門の聖女様とは思えないほど体幹がしっかりしてるね」
そして、それを見学する男子が2人。
バリアル&アシルドである。




