293/3881
悪役令嬢、お土産を買わせる
「そろそろ、時間ですわね」
エリーが告げると、王族たちは残念そうな顔をする。
だが、すぐに笑顔になって、
「ありがとう。エリー」
「楽しかったよ」
「また誘ってねぇ」
「いろいろ面白かったですわ!」
「もっと遊んでたいなぁ!」
それぞれがお礼を言ってきた。
もう別れるような雰囲気である。
が、
「ああ。まだ、帰るわけではないですわ!これからは、お土産タイムですわ!!」
「「「お土産?」」」
エリーたちは、船から降り、町へと繰り出した。
そして、王族たちはお土産を買っていく。
ー-ふふふっ。王族たちがここでの経験を誰かに話してくれれば、もっと集客率が上がるはず!!その話をさせるのに重要なのは切っ掛け。つまり、お土産よ!!




