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悪役令嬢、友達とたどり着く
「おお。あそこが」
ロメルが目を輝かせる。
他の王族たちも同じように目を輝かせていた。
「あれが、エリーの発展させたガリタッド」
「凄い!ここからでも発展してるのがよく分かる!」
若干子供らしくない感想を王族たちは口にする。
エリーは少し寂しく思いながらも、降りる用意をした。
船の錨が下ろされ、港に横付けされた。
降りてきた王族たちに、エリーは軽く手を向けて、
「こちらが、私の領地。ガリタッドですわ。僭越ながら、ご案内させて頂きます」
そう言って、軽く頭を下げる。
王族たちは微笑んだ。
「エリーが案内してくれるなら安心だね」
「美味しいところを期待」
「きれいですわ!面白そうなところがいっぱい!」




