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悪役令嬢、探りを避ける

666pt。悪魔が召喚できそうです。

「なるほどね。考えておこう」


イルデは真剣な表情でそう言って、姿勢を正した。

エリーは、そのまま会談が終了すると思ったのだが、


「でも、僕はそれだけじゃ無いと思うんだよね。例えばそう、君の護衛とかなら、暗殺とかできるんじゃないかな?」


イルデが踏み込んできた。

エリーはできるだけすました顔をするよう心がけつつ、


「私の護衛は、あなたに協力する気は無いと思いますわ。彼らが欲しいのは、実績ですの。しかも、かなり目に見えた実績が。それをあなたは、用意できるんですの?」


エリーの問いかけに、イルデは顔をゆがめる。

その顔が、否定を物語っていた。


「そ、それだけじゃない!お前には、盗賊殺しの妖精がいるでしょ!アイツはどうなんだよ!」


エリーは返答に困る。

盗賊殺しの妖精は、エリーのことだからである。


「あれは、私の部下ではないですわ。盗賊殺しは自分の意思で殺しているんですの」


嘘ではない。

嘘ではないが、だましている感じがするのは否めない。

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