表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

269/3881

悪役令嬢、ちょっとだけ手伝う

「なっ!?そんな理屈がまかり通るとでも!」


「まかり通りますわ。子供という立場は、結構使い勝手が良いんですのよ」


イルデは悔しそうに顔をゆがませ、エリーは微笑む。

両者には。圧倒的な経験の差が存在した。


「まあ、でも、私から少しだけ良いことを教えて差し上げましょう」


エリーは、流石にこのまま追い返すのもかわいそうに感じたので、情報を与えることにした。

 ーー相手は子供だし、そんなにいじめすぎるのも良くないわよね。


「まず、教会と敵対している勢力として、薬局というモノが存在しますわ。そちらと上手く協力すれば、教会の力を削ぐことは可能なはずです」


「薬局、か。協力はしたいが、あそこも教会と同じようになってしまわないか心配だね」


エリーの言葉に、イルデはあまり食いついてこない。

 ーーまあ、まだ情報はあるわけだし、教えられるモノは教えてしまいましょう。


「イルデ様は、アロークス殿下が誘拐されたことをご存じですか?」


「ああ。知っているが?」


「これは、私が個人的に入手した情報なんですが、実は、その誘拐犯を殺害したのは、騎士ではないらしいんですの。何でも、騎士とは違う組織が動いたらしいですわ。しかも、その組織は、国に属してないらしいんですの」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ