表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

262/3881

悪役令嬢、成長を実感する

「で、では、皆さんは、教会との仲を悪化させたいとおっしゃるのですかな?」


教会側が、いきなり爆弾を出してきた。

王族たちも、流石に驚き、うろたえているような表情に。


 ーー少し援護した方が良いかしら?

エリーがそう思ったところで、


「そうは言っていない。こちらも教会側との繋がりは大切だと思っているからこそ、()()してやろうと思っているんだが」


「ほぅ。譲歩ですか!さすがは次期国王。ロメル様はよく分かっているようですなぁ」


ロメルの言葉に、教会側は明らかにホッとしたような表情をする。

だが、その後の言葉で、すぐに表情は崩れた。


「そうだ。俺たちを侮辱したヤツの永久追放と。1千万の賠償ですませてやろう」


「はっ!?」


 ーー上手いわね。コレなら文句は言えないわ。

エリーは、ロメルの発言に感心し、成長を感じた。


「どうした?かなりの譲歩だろう?本当なら国家反逆罪で教会の全員を斬首刑にしなければならないんだが、俺たちとしても教会との繋がりは大切にしたいと思ってな。かなり譲歩してみたんだが。………もちろん、文句はないよな?」


「なぁ!?……うぅ!!分かりました!それでいいでしょう!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ