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悪役令嬢、無礼者の対応をする

「エリー!どうなってますの!?」


「一体何を教えたんだい!?」


エリーは王族たちに質問攻めにされる。

どう答えようかと困っているとき、


「お待ちください!現在はお客様の対応を!!」


「うるさい!私が来たら客が来てようと私を優先するのは当然だろう!」


言い争うような声が。

それから、聖職者らしきカッコウをした人物が歩いてきた。


「貴様がここの局長のグラマだな!!」


「ええ。そうですが、何かご用でしょうか?」


グラマと呼ばれたファーストが、その男に対応した。

ただ、王族たちの邪魔をされたため、護衛たちの顔は険しい。


「あら?現在は私たちとの会談中でしてよ。邪魔をしないで頂けます?」


エリーは、わざとらしく煽るように言う。

すると、男は顔をゆがめて、


「何だと小娘が!どこの貴族の娘かは分からないが、教会ではなくこんな所に来ている時点で私より地位が低いのは明白だ!そこにいる貴様らも、私より下なのだよ!下々の者は大人しく、私の邪魔をせずに細々と生きておけば良いのだ!!」

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