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悪役令嬢、薬局内を見る

え!?今どきのヲタクは「ちい」って、使わないんですかぁぁ!!!?????

「こちらで、休息の必要な方々は休んで頂いております」


エリーたちは案内役に、薬局内を案内されていた。

機能的には薬局というか、病院に近い。


「凄い!色々ある!!」


第3王子のエイダーは楽しそうな声を上げた。

すると、即座に案内役が自分の口に人差し指を当てる。


「申し訳ありませんが、お静かにして頂けると助かります」


「あ、あぅ。ごめんなさい」


案内役に注意され、エイダーは顔を伏せる。

即座にエリーはエイダーの頭を撫でる。


「大丈夫ですわ。次から気をつければ良いのです」


「あ、うん。ありがとうエリー」


エイダーの顔に、明るさが戻る。

そのエイダーからは愛らしさが余計に感じられ、エリーはさらに頭を撫でた。


「くっ!最近、エリーの方にエイダーが懐いている気が」


「姉さん。諦めるんだ。エリーとは差がありすぎる」

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