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悪役令嬢、技術を見て盗む

「ん!着いたぞ」


第1王子のロメルが、自信にあふれた笑みを浮かべながら、工場への到着を告げる。

エリーが窓から外を見ると、そこには前世で見たような大きな工場が。


「ほぁ~。さすがは王国最高の技術力を持つだけはありますわね」


「ふふふっ!そうだろう!!」


エリーが感心したように呟くと、ロメルが胸を張って満足そうな顔をした。

他の王族たちも、どこか誇らしげである。


 ーー普段私に教えられてばかりだから、私に感心されて嬉しいのね。それなら、この工場内では少しだけオーバーなリアクションをとってあげるとしましょう。

エリーは前世での接待経験を思い出しながら、覚悟を決めた。


「うわぁ!広い!」


 ーー広い土地を持つことは貴族たちにとっての誉れ。ならば、王族たちも広さを褒められて悪い気はしないはず!

エリーは褒められて嬉しいだろう所を考えて、わざとらしさがないようにしつつ、感心したような演技をしていく。


そして、ついでに、

 ーーあっ!あの機械の構造良いわね。パクらせて貰いましょう。


幾つか有効そうな技術を盗んでいった。

エリーは魔力感知のスキルを持っているので、魔力で動く機械類の構造を把握するのは簡単なのである。

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