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悪役令嬢、満腹で出発

「ふぅ。お腹いっぱいですわ」


エリーは、大量の料理が入っていった自分のお腹をさする。

王族たちも、満腹になったようでそれぞれゆったりしている。


エリーはそのゆったりした空気に流されそうになったが、店にあった時計を見て思いなおす。


「そろそろ時間ですわね。次はどこだったかしら?」


エリーはそう言って立ち上がる。

王族たちも時間が迫っていることに気づいたようで、柔らかな椅子から名残惜しそうに立ち上がった。


「次は、私たちが考えた商品の工場」


第1王女のタキアーナが。眠そうな顔で言う。

エリーはそれに目を輝かせた。


「あらぁ。皆様の考案したモノが見られるんですのね。楽しみですわ」


そのまま、誰にも気づかれないくらいのペースで歩く速度を上げる。

歩く速度が上がったことに王族たちは気づかず、エリーと同じペースで馬車へと向かう。


 ーー工場見学がそんなに短い時間で終わらせられるわけないじゃない。時間になって全部見られずに終わるわけには行かないわ。


エリーは、王国最高の技術を誇るであろう、王族たち専属の工場へ思いをはせるのであった。

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