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悪役令嬢、王族たちと確認
「……ということで、日程は1ヶ月後となりました」
エリーは、王族たちに日程を伝える。
王族たちもそのことは訊いていたようで、驚いた様子はない。
「ふふふっ!エリーとお出かけ。楽しみ」
「町に出るのも久々だな」
タキアーナとロベルはそう言いながら、行く場所を話し合う。
そこに楽しそうな声で意見を出すのが、
「私、エリーとお揃いのアクセサリーが欲しいですわ!」
お出かけの提案者、第2王女のリファータである。
ロメルは、その意見は大丈夫かと、他のメンバーを見回す。
「いいですわね。色違いのものを皆で買うのも良いですわ」
「僕も賛成かな。色違いなら、種類の多いアクセサリーが良いよね」
「アクセサリだったら、僕は、ペンダントが良いなぁ!」
エリー、第2王子のアロークス、第3王子のエイダーの順に賛成する。
ロメルとタキアーナはうなずき、行く時間などを話し合い始めた。
その後も、それぞれが行きたい場所を言い、それぞれが賛成反対を示し、調整が行われていった。




