悪役令嬢、守れると思われる
1部のキャラの名前を間違えていたようです。
申し訳ない!
「お兄様。凄いですわ!」
剣をぼぉっと眺めるバリアルに、エリーは声をかけた。
そこでバリアルは我に返る。
「あ、ああ。ありがとう。修行の成果だよ」
バリアルはそう言って笑った。
そして、心の中でガッツポーズを決める。
ーーよし!エリーを守れた!やはり、剣を選んで正解だったなぁ。
バリアルは、目的が達成されたことを喜んだ。
バリアルが剣を習う目的は、エリーを守ることであるため、今回はその目的が達成されたことになるのだ。
バリアルは、達成感を感じつつ、エリーに笑顔を向ける。
ーーもっと強くなって、エリーをこれからも守ってあげよう!
バリアルはそう決意しながら、エリーと談笑をする。
「お兄様のご活躍を、ヒューズール様にも報告しなければなりませんわ」
「ははっ。師匠が聞いたら、剣の振り方が甘いって怒られちゃうかも知れないなぁ」
「そんなことはないですわ!きっと、ヒューズール様にも褒めていただけるはずです!」
因みに、バリアルが守ろうとしているエリーの心の中は、
ーーあの剣の速さから考えると、剣術のスキルのレベルは4くらいかしら?子供は成長が速いわね。




