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悪役令嬢、船に再試乗

その日、エリーは管理する漁村へやってきていた。


「エリー様。早速ですが、船を改良したので、ご使用いただきたく」


エリーは頼まれたとおりに従い、船へ乗る。

今回は、


グラグラッ!


「あぁ~。ちょっとマシになりましたかしら?」


はっきり言って、ほとんど変化がなかった。

まあ、体感では変化が感じられないだけで、実際は少しだけ揺れが小さくなっていた。


だが、その場所にいない人間というのは、結果を求めるモノである。

新規事業開発部に対して、まだ1年しか経っていないのに、成果を出せと言うようなモノだ。


エリーは株主総会などを経験して、株主から結果を出せと急かされる、その辛さを知っている。

だからこそ、決して批判することはなかった。


まあ、自分も結果を出せと急かされているので、どうしても急かしてしまったりはするのだが。

それでも、自分は何もせずに結果を求めるよりはマシだろう。


「すみません。エリー様。次こそは……おぇぇ~」


エリーは次を信じて、優しく微笑むのであった。

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