197/3881
悪役令嬢、部下を派遣して使う
「アロークス殿下をお助けするのだ!!」
「「「「おおおぉぉ!!!」」」」
アロークスの救出を行おうとしていたのは、クラウンだけではなかった。
当然王族が攫われたと言うことで、騎士たちが動くことになったのだ。
騎士たちは敵のアジトを発見することに成功した。
だが、そこで困難に直面し、
「な、何だこいつら!?」
「強すぎ、ウギャアァァァァ!!!????」
次々に騎士たちがやられていく。
敵の盗賊たちが、盗賊とは思えないほど強いのだ。
「ぐぬぬぬっ!このままでは」
騎士長は歯ぎしりをする。
このままでは、王子を救うどころではなく、部隊が全滅してしまう可能性があった。
退却をすべきかと心が揺らいだ。
が、直後事態は急変する。
「うわああぁぁぁ!!!???」
「ク、クラウンだぁぁぁ!!????」
「ぎゃああぁぁぁ!!???」
突如現れた黒い外装をまとったモノたちによって、敵が次々と討ち取られていくのだ。




