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悪役令嬢、部下を派遣して使う

「アロークス殿下をお助けするのだ!!」


「「「「おおおぉぉ!!!」」」」


アロークスの救出を行おうとしていたのは、クラウンだけではなかった。

当然王族が攫われたと言うことで、騎士たちが動くことになったのだ。


騎士たちは敵のアジトを発見することに成功した。

だが、そこで困難に直面し、


「な、何だこいつら!?」

「強すぎ、ウギャアァァァァ!!!????」


次々に騎士たちがやられていく。

敵の盗賊たちが、盗賊とは思えないほど強いのだ。


「ぐぬぬぬっ!このままでは」


騎士長は歯ぎしりをする。

このままでは、王子を救うどころではなく、部隊が全滅してしまう可能性があった。


退却をすべきかと心が揺らいだ。

が、直後事態は急変する。


「うわああぁぁぁ!!!???」

「ク、クラウンだぁぁぁ!!????」

「ぎゃああぁぁぁ!!???」


突如現れた黒い外装をまとったモノたちによって、敵が次々と討ち取られていくのだ。

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