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悪役令嬢、愛想を尽かされる(思い込み)

400ptありがとうございます。

「そ、そうか。しばらくの別れということだな」


エリーは、感情がないように言う。

 ーー私の闇の組織ごっこに飽きちゃったのね。


エリーは悲しくなった。

 ーーセカンドは妹と会えて目的は達成したわけだし、他のメンバーも、時間が経って復讐心が落ちちゃったんだろうなぁ。


エリーは感じたのだ。

クラウンの皆が、自分の手元から飛び立っていくのだということを。


 ーー悲しいわね。でも、こういうことだってあるわ。私は、火傷蜥蜴潰しを頑張りましょう。

そう心に決めたとき、エリーはあることを思いだした。


「だが、頼んでいたとおり。昼の護衛は頼むぞ」


エリーは昨日頼んでおいた、自分の護衛は念を押して頼む。

セカンドは深く頷いた。


「それに関しては、俺と新人たち数名で行おうと思っている。安心してくれ」


「ならいい。せいぜい、技術を高めることだ」


エリーはそう言って、仲間たちに背を向ける。

そのまま仮面を懐にしまって、憂さ晴らしへと向かった。


感情的になり、人目も気にせず殺害を行い続けたため、この日、王都に噂が立った。

光をまとった高速で動く精霊が、悪を打ち倒すという噂が。

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