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悪役令嬢、伝令だ
「伝令班」
「「「はっ!」」」
クレアが呼びかけると、すぐに何名かのメンバーがクレアの前に膝をつく。
彼らは伝令班。
各地に命令を伝えるのが主な仕事だ。
もちろん、そこで得た情報を持って帰ってくることも含めて。
「元涙角の拠点だった場所へ伝えろ、自分たちが分かる程度の罠を置き、速やかに拠点を放棄するように、と」
「「「はっ!」」」
クレアの命令を聞くと、部下達は一斉に駆け出す。
取りかかりが早く素晴らしい。
「明日、幹部会議を行う。来ることの出来る幹部は来るように。また、何か意見があるモノは我か幹部に伝えておけ」
伝令班への命令が終わった後は、内部での調整だ。
すぐに会議の日程を決める。
ーー本当は、すぐに会議が出来れば良いんだけど。
離れた場所での会議が出来るよう、クレアは遠距離の通信技術を発展させようと考えるのであった。




