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悪役令嬢、幻影魔法の感触
「「「ギャアアァァァァ!!!?????」」」
「何だよこれぇぇ!!!!」
響く悲鳴。
その悲鳴を奇々ながら、クレアは薄い笑みを浮かべていた。
ーー幻影魔法も悪くないわね。
現在は幻影魔法を試している最中。
「こっちに来るなぁぁ!!!」
「気持ち悪いぃぃ!!!」
クレアが使っているのは写り影。
幻影魔法の1つで、指定した相手に幻影を見せることが出来る魔法だ。
ただ、個人用なのにクレアは全員に使っている。
本来の使い方ではないので、消費する魔力の量が通常より多い。
ーー魔力なんて沢山あるから、消費量は気にしなくて良いけどね。
そこまでしてクレアが見せているもの。
「何なんだよ!この虫はぁぁ!!!」
それは大量の虫。
ーー今までの幻影だと私も見ることになるからイヤだったけど、これなら私が見る必要がないから最高よね。




