表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

157/3881

悪役令嬢、村での計画を進める

「エリー様!一生ご恩は忘れません!」


頭を下げる作業員たち。

目に涙を浮かべるモノも多い。


理由は、今までの生活からだ。

村長から虐げられていた作業員たちにとって、権力者とは自分たちを苦しめるモノ。


だから作業員たちは、求人に書かれていた仕事内容は建前で、自分たちはてっきり、エリーの遊び道具として集められたと思っていたのだ。

だが、実際にエリーは呼びかけたとおりの仕事を期待していた。


今までの経験などもあり、作業員たちはエリーが神の使いのように見えたのだった。


「それで、本当に大型の船を作って、他の馬車への移動用としてお使いになるつもりなんですか?」


泣き止んだ作業員たちのリーダーらしき男が尋ねてくる。

エリーは大きく頷いた。


「そうですわ。私が目指しているのは、金持ち以外が移動する手段ですの。平民も移動が自由になれば、この国はさらに発展すると思いますわ。どうかしら、私の理想に協力してくださるかしら?」


エリーの計画は、他の沿岸にある領地と、船を使って移動できるようにすることだった。

まあ、実際にエリーの頭にある計画は、それだけではないのだが。


「分かりました。この作業員一同、私、ダリージャルを筆頭にエリー様のために働かせて頂きます」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ