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悪役令嬢、セカンドに感想を聞く

「ふふふっ。計画通りだな」


エリーは低い声で笑う。

そして、目の前で同じように盗聴を行っていたセカンドの方を向き、


「どうだった?久々の妹との再会は」


エリーが言う再会とは、先日のボスへの襲撃の時のこと。

セカンドも襲撃メンバーに入っており、妹と刃を交えている。


妹の名簿を見たときの慌てようから考えれば、かなり落ち着いているような気がするが、それには理由がある。

エリーから、解除できるか分からないか問いあわせてくれたのだ。


闇の加護を持っていると言うことは、エリーの光の加護に対抗できる可能性がある。

だから、妹を無理矢理奪ったとしても、正気に戻せない可能性があったのだ。


しかも、敵のボスの命令に忠実だった。

だから、攫われたことがバレてしまえば、自殺するように指示される可能性もある。


「セラニナは、かなり様子がおかしかったな。わざとあいつだけに顔を見せてみたんだが、全く反応がなかった。あと、思考能力もかなり落ちてる気がするぞ。ほとんどの攻撃が力任せで、防御なんて頭にないみたいだった」


「ふむ。なるほど。感情の抑制効果まであるのか。こちらとしても取り入れたい技術ではあるのだが」


エリーは腕を組んで悩む。

そこで、セカンドが何かを思い出したように、「あっ!」と声を上げ、


「そう言えば、ここの制度を変えようと思うんだけど、いいか?」

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