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悪役令嬢、敵を観察する
すぐに時は経ち、次の日。
エリーたちは、この辺りの火傷蜥蜴で、1番偉い存在がいる場所まで来ていた。
「それでは、作戦を開始致します!」
部下はそう言って、エリーの前から姿を消した。
エリーは冷めた目で敵のアジトを見つめる。
ーーこの作戦が上手くいけば、時間も稼げるし、一石二鳥ね。
エリーはそう思いながら、作戦の実行を待つ。
少しして、ドォォンッ!と言う爆音と共に、敵のアジトから煙が上がった。
エリーは作戦の開始を察知する。
「はぁぁぁ!!!!」
雄叫びを上げながら、部下が敵に襲いかかる。
怒号に押され、敵は次々と傷を負っていく。
そんな中、
「やってくれるじゃねぇかぁ!!!」
大きな丸太を振り回して、部下を吹き飛ばす男が1人。
その男こそ、この辺りの火傷蜥蜴で1番の権力を持つ人物。
さらにその周りには、
ーーセラニナ、やはりここに居たのね。
セカンドの妹、セラニナを含め、数人の子供たちが居た。




