136/3881
悪役令嬢、そろそろ仕掛けたい
300ptありがとうございます(歓喜
お祝いに、感想ください!
全然来なくて寂しいんです!!(涙
「さて、それでは会議を始める」
セカンドとセラニナの居場所について話した次の日。
エリーたちは会議を行うことにした。
理由は簡単。
エリーとしては、
「早速本題に入ろう。我としては、本格的に行動を起こしたいと思っている」
ざわっ!
エリーの言葉に、クラウンのメンバーが焦ったように騒ぐ。
「静まりなさい!」
老婆のファーストが一喝すると、一瞬で部下たちは静かになる。
そこから、おずおずと1人が手を上げた。
「すみませぇん。質問があるのですが。火傷蜥蜴と戦うのは、もう少し力をつけてからで良いのでは?」
その言葉に、部下たちは同意するように頷いた。
そこで、エリーは首を横に振る。
「違う。火傷蜥蜴と戦うのではない。火傷蜥蜴を、内部分裂させるのだ」
部下たちが一斉に目を見開いた。
そして、真剣な表情になる。
ーー敵が強ければ、こちらが強くなりつつ、敵を弱体化させてしまえば良い。




