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悪役令嬢、運が良い
セカンドたちが敵を逃がした頃。
「あぁ。完全に迷ったわね。」
エリーは館を見失っていた。
しばらく歩き回っても見つからなかったので、木にでも登ろうかと思ったところで、
「ぐぬああああ!!!!」
変な声を上げながら走って来る化け物の姿が。
エリーは首をかしげながらも、
「そんなに急いだら、危ないぞ」
そういって、剣を振る。
まだ走ってくる男が敵か味方かわからなかったので、あまり殺傷力が高くならないように振った。
切り裂かないように刃の部分を斜めに当てる。
男は反応もできずに吹き飛んだ。
「あっ!力加減間違えた」
切り裂きはしなかったものの、力を入れすぎてしまった。
男の吹き飛び方が尋常ではない。
が、それは運が良いことで、
ボォォォンッ!
吹き飛ばされた男は爆発。
辺りは消し炭になった。




