表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

122/3881

悪役令嬢、自己紹介させる

「あらあら。ロメル様と、第2王子様は随分と仲が悪いのですね」


エリーは、笑いながら第2王子を見る。

すると、第2王子はむっとしたような表情をした。


だが、何も言ってこない。

話すつもりはない、というのは本当なのだろう。


「でも、あまりそれを公の場でやらない方が良いと、私は思いますわよ。兄弟仲の悪さを利用しようとする、悪い方が、いらっしゃるかも、しれませんし」


一層第2王子からの視線が鋭くなる。

だが、エリーはその視線を無視して、メイドに土産を出すようにいった。


次々とテーブルに並べていく菓子類。

それに、第3王子と王女2人の目の色が変わったのを、エリーは感じ取った。


そこで、エリーは標的を変える。


「あぁ。でも、口を開けない方が多いようですし、食べることはできないのかしら?このような菓子はいらなかったですわよね。メアリー。殿下方の菓子を取り下げてくれますかしら?」


その指示に従って、エリーの専属メイドであるメアリーが動こうとしたところで、


「ま、まちなさい!私は名乗りますわ!私、リファータ・アンダード・フィーリンですの!」

「ぼ、僕は。エイダー・アンダード・フィーリンだよ!」

「……私、タキアーナ・アンダード・フィーリン。お菓子は食べる」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ここまで一気読みしましたが結構好きです。学園に行ってからが本番らしい?のでそこからも期待してます。 [気になる点] 専属メイドである「エリー」が。の部分メアリーの間違いかな?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ