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悪役令嬢、経営統合する
「いいだろう。ともに闇を支配するのだ」
「「「ははっ!」」」
周囲の新たな部下が頭を下げてくる。
今回行ったのは、部下の増強だ。
今までのクラウンでは人数がどうしても足りなかったため、他のグループを統合することで、さらなる力をつけるのである。
というのが、クラウンの大半の考え。
だが、エリーは違う。
経営に長く携わってきた人間としては、
ーー価値を高めて他の所に売るのが1番よね。
という考えであった。
クラウンの元でこのグループを成長させ、時が来れば高値で他のグループに売る。
コレが狙いである。
エリーが前世でいた国でも経営統合は多かったのだが、統合した企業を他企業に売ることのできるところは少なかった。
かわいそうだとか言う理由があったりするらしいのだが、エリーにとっては甘いとしか思えない。
そういう考え方をしているから、エリーの前世でいた国は他国に比べて経営統合が上手くいかないのだと、エリーは考えている。
だからこそ、その知識を踏まえ、
ーーどれだけ高値になるかしら?
こういう考えになるのだ。




