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悪役令嬢、馬車で行く

「エリー行くよ」


「はい。お兄様」


エリーは家族と一緒に、漁村に行くことになった。

最初に、馬車で神殿のような場所に行く。


その神殿で魔法陣に乗ると、


「わぁ!?」


「っ!?ここは?」


周りの風景が一瞬で変化した。

転移されたのである。


「それじゃあ、こっちの馬車に乗って」


父親の指示に従って、新しい馬車に乗る。

 ーーん~。周りに数人の気配。


エリーは少し離れたところに集団を察知した。

が、盗賊とは違う気がする。


 ーー護衛かな?

エリーはそう判断した。

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