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いないないふたり  作者: 本間えるは
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【すき】⑧

 僕はあさひの瞳を見つめる。

 あさひも僕の瞳を見つめ返した。

 視線が柔らかに絡み合う。。

「好きっていってくれて、ありがとう。僕も好きだよ、あさひ」

 顔を近づけた。視線を重ねたまま。

 お互いの呼吸が聞こえる。

 心音はとくとくと、僕らの昂りを示している。

 手を繋ぐ。指から少しずつ、一つになっていく。

 あさひはゆっくりと瞳を閉じた。

 僕は唇にありったけの想いを込めて、あさひの唇に触れた。

 誰も知らない。

 僕らは長いキスをした。

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