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いないないふたり  作者: 本間えるは
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【のみこむ】③

「分かり辛かったか。夜が好き、って言ってもらいたかっただけなのに」

 よるが呟く。その呟きを反芻してみる。

 夜が好き……ヨルガスキ……よるが好き……

「え! 何を言わそうとしてたの!?」

「引っかからなかったか……残念」

 じゃあ、答えを変えたのは……。

「僕はちゃんと言ったからね? 朝が好きって」

 よるの言葉に、心臓の音が少し早くなる。

「あ、朝が好きなんだよね。私も好きだから、朝」

 何を口走っているんだろう、私は。

「あ、でもあさひちゃんは、どっちも好きなんだよね? じゃあ夜も好きでしょ?」

 よるは何としてでも言わせたいらしい。嫌だな。

 いや待てよ。夜が好きって言ったところで、何が起きる? 私が好きなのは「夜」であって、「よる」じゃないのだから、何が起きるわけでもない。

 そう考えると、気が楽になった。

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