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ある英雄の記憶

作者: フリー・マリガン

コルクはフラットに何を思ったのか。

雨は身体を濡らした後に


目下の土へと還るでしょう


風も野草を撫でながら


知らぬ世界を目指すのでしょう


それらと同じくして


言の葉も身体を貫いて


新たな扉を開くでしょう


それが自然であって 世界であるはずなのに


あなたは世界を否定するかのように


心の内に 鍵を閉め


外界の営みを天上から眺める天使のように


ただ静かに 静かに


笑っていた事だけは 覚えています


あなたに届けた言の葉の小包は数知れず


それでいて


開かれることなく ずっとずっと


いつまでもあなたの門の前で


積み重ねられていくのでしょう


それに気付けなかった 愚かな私

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