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秋の章・3話


レイン達が夜会会場に入った時には既に室内では音楽が流れ、貴族達が思い思いに散らばり歓談していた



領主会議の前夜の夜会は、八龍の出席がないのが常なので、奇妙な緊張感もなかった(やはり八龍の居るときと居ないときでは空気が違うのだ)



「みんな早いわね・・・」


「左様で御座いますネ」


「じゃあレイン、どうらん、私は一応領主達に挨拶してくるよ。


君達は適当に楽しんでいると良い」


にっこり笑い、慣れたように領主の集団に近寄るセルゲイを見送ると、レインは桐藍を見上げ、端を指す


「端っこに行きましょう?パーティーに出る、毎度の事ながら視線が痛いもの」


苦笑混じりのレインに、桐藍は集まる視線を鬱陶しく感じながらすぐに頷いて返した




「・・・レイン様、なにやら凄く視線を感じるのですガ」


「桐藍は格好いいからねえ」


ニコリと笑うレインは、孫自慢をする祖母の顔をする


値踏みするような視線に居心地の悪さを大いに感じていた桐藍は、レインの言葉に苦笑しつつも周囲への警戒は怠らない


不審に思われない程度に周囲を見渡した桐藍は、会場の中心部に幾つかの集団があるのに気付き首を傾げる


「レイン様、あの集団ハ・・・?」


「中心人物とその取り巻きかな。何処の方か直ぐ分かるわよ。


右手の集団の中心が、バルクス領の長女セレナで、左手の集団の中心が、アメリアよ。


ドレスの色がそれぞれ赤系統と青系統なの」


「領地の色ということですカ」


「そう言う事ね。


火山があって、赤龍様の龍域のあるバルクスは、領の色が赤。


氷山があって、白竜様の龍域があるナザルは、領の色が青なの」


領それぞれに象徴する色がある


ちなみにシュレイアは藍色だ・・・これは、青龍の鬣の色である


「レインと格好いいお兄さん、何見ているん?」


「あら、先程ぶりねサラ。桐藍にあの2人を説明する所よ」


近寄ってきたサラにレインはニコリと笑って示す


「それから、紹介しなかったわね。この人は私の護衛役で桐藍というの」


「どーらん?変わった響きの名前やね」


「大陸東の出身なのよ」


「ふーん?よろしくね、どーらんさん」


「はイ。どうぞ宜しく御願いいたしまス。サラ殿」


軽く頭を下げる桐藍に、サラはへらっと笑い、レイン達と同様にセレナの集団とアメリアの集団を見る


「どれがどれか、今イチわからんやろ?


取り巻き達はドレスの色、それぞれ近い色で揃えているからなぁ。


ほら、あの金髪でくるんくるん巻き髪の、真紅なドレスがセレナや。


ウチ等より1つ下とは思えへん、がっつりメイクと胸を強調する派手な衣装やろ?


で、あっちの、青いドレスで肌の露出が全然ないのが、アメリア。


セレナと真反対で清楚・・・というか、固いねんなぁ。


あの2人の取り巻きも、それぞれ派手系と清楚系で分かれてんねん」


それぞれを見ながらサラは桐藍に説明する


「どちらモ、言っては何ですが灰汁の強そうナ・・・」


「ははは!そやなあ!絶対強いで!


足して2で割ったら丁度良いンちゃうかな?」


けらけらと笑うサラに、レインは苦笑で同意を示した


「ま、2人のことは置いておこうや。


基本的にあの2人のやり取りは毎度毎度似たようなモンやねん。


たまには捻ったやり取りをして欲しいわ。


なあ?レイン」


「まあ、そうねえ。


いがみ合って睨み合って・・・毎度毎度それじゃあ芸がないし。


というか領主会議でもアレっていうのがちょっとね


2人ともそれぞれ根は悪い人じゃないんだけど・・・


まあ、だからこそ止められることなく見守られているんだけどね。一種の挨拶だから」


苦笑するレインに、そうそう、とサラは大きく頷いた






「領主会議ってゆーからもっと堅いんかと思うとったケド、セレナ達以外の若いもんは見合い状態やし、普段のパーティーとかわらへん」


「まぁ、今日は八龍様もいらっしゃらないし、余計に何時もと変わらないわねぇ・・・私も初めて来たけど、こういうのが続くならちょっとうんざりするわね」


小声でひそひそ言い合う二人の会話を横で聞いていた桐藍は似たもの同士な様子に驚いていた


「仲が本当に良いのですネ」


「うん?うちら?


・・・まあ、そやね。


オトン同士はああやけど、結局仲良いし、レインやアリア姉達も面白いし、隣の領やし。


直接会うことは少なくても、手紙のやり取りは結構頻繁にしてるんよ。


ウチの部屋にはレインの相棒の鳳のコハク専用の餌台ある位やし」


へらっと笑うサラに、レインも頷いた


「琥珀のスピードなら、桐藍達と余り変わらない時間で往復できるし・・琥珀もサラを気に入っているのよね・・・珍しいことに」


「それは本当に珍しイ・・・」


桐藍とレインは鳳の琥珀を頭に思い浮かべ、顔を見合わせ苦笑を漏らした






レインとサラは時折桐藍も交えながら、他愛もないおしゃべりをしていたのだが、サラが不意に声を上げた


「うわ、何や知らんけど、来よったで?


セレナとアメリア・・・


なんや、面倒な事になりそうやわ・・・」


そう言って、眉間に皺を寄せたサラ


サラの言葉に、レインと桐藍が顔を夜会の中心部に向ければ、先程までソコに陣取っていた2人が取り巻きを置き去りに揃ってレイン達の方にやってきていた


「お久しぶりですわ、レインさん、サラさん」


「ごきげんよう、レイン、サラ」


「「お久しぶりね、セレナ、ごきげんよう、アメリア」」


同時に返事を返したレインとサラに、セレナとアメリアは微笑む


「サラさんはよくお会いしますけれど、レインさんは滅多に夜会に現れないから、春桜会といい、今回といい、驚いたわ!」


うふふ、と笑うセレナに、レインは微笑んだ


「今回は、領主就任の承認もあるから、来たの。


私のような田舎領主の娘を気に掛けていただいて嬉しいわ。セレナ」


「・・・それにしても凄いわ。


わたくし、御父様に聞いて驚いたのよ?


同い年なのに、2人とも領主就任だなんて・・・歴代でも1、2を争う早さみたいじゃない」


セレナに続いてアメリアが微笑みながらレインとサラに告げた


「有り難う、アメリア」


「ウチはオトンが突っ走った感はあるけどなぁ」


微笑むレインとへらりと笑うサラに、アメリアは目を細めた


「そう言えば、レインさん!


・・・貴女この間のリオルとの一件で、怪我などしなかったの?大丈夫?」


「本当にそう・・・


・・・御父様が、一歩間違えればきっと危うかっただろう、って教えてくださったのよ?」


「心配有り難う、セレナ、アメリア。私は怪我1つしなかったわ」


にこりと笑うレインに、セレナは本当?と首を傾げ、アメリアは更に目を細めた


「余り無茶はしない事よ?レイン。


貴女は女なのだから、家に居て血を護るのが役目の筈でしょう」


アメリアがレインに渋い顔で注意すれば、反論したのはレインではなく、セレナだった


胸の前で腕を組み、微笑んだセレナは挑むような眼差しでアメリアを見る


「あら?それは随分前時代的な考え方じゃないこと?アメリアさん。


今の時代、女だって屋敷に籠もるばかりではイケナイと思うわ」


「・・・貴女とは価値観が合わないようですわ。


大体何ですの?そのドレス。


派手ですし、破廉恥な衣装ですわ。


婚前の乙女が、そのように女を主張するのはどうかと思いますわよ」


「・・・あら?身持ちが堅すぎるのも如何な物かしら?


大体、貴女の衣装こそどうなの?古くさいわ。


破廉恥って言い方もどうなの?」


レイン達の目の前で言い争いを始めた2人に、レインとサラは苦笑する


「(こうなる気がしたのよね・・・)」


「(レインに同じく)」


次第にヒートアップするセレナとアメリアに、段々周囲の視線も集まる


「(うーん。こうも堂々と揉めるのは、家的に見ても余り良い事じゃない筈だけど


・・・何せ歴代の2領主が毎回こんな感じだからねぇ・・・一種の名物と化している感じがあるわね)」


「(せやねぇ・・・)」


止めにはいるべきか、入らないで見守るべきか・・・レインとサラは2人揃って判断しかねていた


そこに、2人の青年が、現れ、止めに掛かる


「何をしているんだ?セレナ」


「アメリア、何をみっともなく騒いでいる」


「お兄様・・・!」


「叔父様・・・!」


ストッパーなのだろう、セレナは兄に、アメリアは年若い叔父に止められた


「ごめんなさい、お兄様」


「はしたない真似を致しましたわ・・・叔父様」


しゅんとする2人に、レインとサラは内心でかなり驚いた


「「(この2人が素直に謝るなんて・・・)」」


2、3小言を言った男達はくるりと反転するとレインとサラに向き直り軽く頭を下げた


「妹が、騒がしくしてしまい申し訳ない・・・」


「こちらも姪が・・・私の監督不届きでした」


「お気になさらず」


「せや。何時もの事やしなぁ」


へらっと笑うサラに、男2人は何時も・・・と呟き背後の2人を見て、溜息を吐いた


「自己紹介がおくれましたね・・・私はシオン・バルクスと申します」


「おや、私としたことが・・・私はエドヴァルド・ナザルと。


叔父と呼ばれては居ますが、現ナザルの領主の年の離れた弟です」


「レイン・シュレイアです」


「サラ・クレマです」


どうぞよろしく、と平和的に挨拶を交わした






そんなやり取りは、領主の一団も注目して見ていた


「・・・お前の所の娘は相変わらずお前そっくりの石頭だな、アーノルド!」


がははと豪快に笑うバルクス領主のゼウス・バルクスに、ナザル領主のアーノルド・ナザルは眉間に皺を寄せる


「身持ちが堅いのは貴族として当たり前の事ではありませんか。ゼウス。


貴女の娘のあの派手さは、娘でなくとも眉を顰めますよ」


「ああ?良い女はそれに似合う格好をすれば良いだろう。


お前の娘のあの衣装はないと思うぞ・・・どれだけ前の型だよ。レトロすぎる。


女に生まれた以上、美しい格好をさせるのが男の役目だ。


娘なら父親が着飾ってやらなくてどうする」


ピリピリし出した2人の領主に、此奴等もか・・・と周囲の領主は気付かれない程度に呆れた視線を送った


「そういえば、ヴォルケのばーさんがいねぇな」


「・・・この間の失態のせいで、夜会は今夜だけでも自粛したのでしょう」


一旦周囲を見渡したゼウスは、もう1人の三領の領主の姿が見えないことに首を傾げた


「ま、そうだろうな。


それにしても・・・おい、セルゲイ」


「?なんだい?ゼウス」


「お前の所、どうなってやがるンだ?あぁん?


・・・ぶっちゃけ、放った草の者が1人も帰ってこないんだが?」


ヤクザのような厳つい顔でぶっちゃけたゼウスにアーノルドも興味深そうにセルゲイを見つめた


「それに関しては私も聞きたいですね」


「うーん。私は何も知らないねえ」


「ガキでも分かる嘘つくなよ・・・ったく、お前といい、お前の一族といい、謎が多いな」


「おや。私はこの通りの普通の人間だよ」


ふふふ、と笑うセルゲイに、誤魔化すなよ、とゼウスはガリガリと頭を掻く


「とはいえ、実際、私は君達が放った草の行方は知らないんだ。


私はもう引退するからね。


今はもう、全てレインに一任しているし、異国を通って侵入したなら、そこかしこに(守護役という名の)罠が張ってあるし・・・これはまあ国境に隣接しているので、当然だけど」


「ただの罠に、ウチの精鋭達が遅れを取るとは思えんな


それにしても、レインか・・・随分早いな」


「全くだ。サラもだろう?スミス」


「嗚呼。ウチの娘ならば、やってくれるだろう」


スミスの返事に、アーノルドは目を細める


「まだ、10代の娘がやってのけることが出来るほど、領主の仕事は甘くないですよ。それも、未婚の娘が・・・」


未婚の娘、という言葉に反論したのは当のセルゲイとスミスではなく、やはりというかゼウスだった(この辺り実に親子である)


「お前、本当に石頭すぎるだろう。


優秀なら、女でも、男でも、未婚でも既婚でも関係ねぇ。


俺は、就任に異議を唱えたわけじゃねぇ。


セルゲイやスミスがサラもレインも、領主になれると判断したんなら、そうなんだろうさ」


「ゼウス」


「嗚呼、2人とも揉めないでくれ。


アーノルド、心配してくれて有り難う。父であり、領主である以上私もよく考えたんだ。


父として、やってみせると強い目で宣言した娘を信じ、また領主として、任せてきた多用な仕事をこなした実績を考えて、レインを次代領主に決めたんだよ。


根拠がなくて言っている訳じゃないんだ。でも、有り難う。


それにゼウス、私に代わって言ってくれて有り難う。


私もゼウスのようにビシッと言えたら良いんだけどねぇ」


穏やかな笑みでゼウスとアーノルドを止めたセルゲイに、2人は大きく息を吐いた


「本当に気を抜かせるのが上手いよなぁ・・・」


「ええ、全くです」


「おや、そうかな?」


「・・・ったく。当分お前のその気の抜ける顔が見れなくなるのは惜しいな」


小さく呟かれた言葉にセルゲイはふふふ、と微笑んだ




「・・・そう言えば、ヴォルケからの流入民大分流れてきたのではありませんか?セルゲイ」


「ええ。30万人ほどでしょうか・・・」


「それはまた・・・随分流れ込みましたね。貴方の所はどうなんです?ゼウス」


「ウチは15万位だな。お前は?アーノルド」


「ウチは20万位ですね。他はどうですか?」


アーノルドの問いかけに、少し離れてゼウスとアーノルドのやり取りを見ていたハレイとムーランドの領主が近寄り口を開いた


「ハレイは0かな。島だし、翼竜に乗らなきゃならないし。


ウチまで来るんだったら近隣に逃げるだろう」


「ウチは基本的に他所から人が流れてこない。今は、余計に」


「となると、残るおよそ15万は4領かアズナスか


・・・4領は無いだろうから、アズナスだな・・・」


「・・・というより、シルバ!


貴方は農民の盗賊・山賊化をなんとかなさい!隣接する領地に流れてきて大変なんですよ!」


「此方も、出来る限り対処はしている・・・


だが、原因である雨が全く降らない。


土地が乾いているから、何か植えてもすぐに枯れるんだ。


青龍様に御願いしたけれど、解決できていない。目下調査中」


重い息を吐いたムーランド領主、シルバ・ムーランドに周囲の領主達は難しい顔をする


「青龍様が解決できないって、どういう事だ?」


「雨が降らない、か。飲み水はどうしているんだ?」


ハレイ領主、レオナード・ハレイは首を傾げた


「飲み水と食料は、シュレイアから買っている。


シュレイアは青龍様の龍域があるから他の領地よりも水源が多いし枯れることがない上、農業が主産業だからな・・・


だが、余分には買えないから、水は切り詰めている。


それもあって余計に畑が枯れる・・・一体どうなっているのか、見当も付かない」


「おかしな話だ。・・・雨が降らないだなんて」


「全くだ」


「シルバ、長期化するようだったら、もう少し輸出額を下げれないかレインに聞いてみよう。


農作物はともかく、水は濾過代と運び賃だけだからね。


元々、一時的なものだという判断での値段だ。多分、レインは頷くだろう」


「そうして頂けると大変助かる」


安堵したように息を吐くシルバに、うん、とセルゲイは安心させるように微笑んだ


「・・・とにかく、そろそろ良い時間です。


今夜の夜会はお開きでも良いのではないでしょうか?明日に響きますからね」


アーノルドの言葉に、領主達は頷き前夜の夜会はお開きとなった





「それは奇妙な話ね」


部屋に戻ったレインは、セルゲイからムーランドの雨の話を聞いて、首を傾げた


「勿論、そう言うことだったら、暫く水の値段を下げるけれど。


砂漠があるわけでもないのに、雨が降らないなんて奇妙な話しよね・・・


私の方も調べてみるわ」


「うん。そうした方が良いね。


自然現象ならともかく、何処かが故意に関わっているなら情報収集はしておいた方が良いね」


頷いたセルゲイに、レインは部屋の一角の止まり木に止まっている鳳の琥珀を呼び寄せると簡単な説明を書き、足に括ると窓を開いてバルコニーに出る


「アリア姉様に届けて頂戴」


キュルルルルルという高い鳴き声で応じた琥珀は、羽を広げて月の浮かぶ夜空に凄まじい速さで飛び立ち見えなくなった





「それにしてモ」


「「?」」


琥珀を見送ったレインと、セルゲイに桐藍は声を上げた


「どうしたの?桐藍」


「何かあったかい?」


首を傾げる2人に、桐藍は苦笑する


「えエ。


夜会に出て思いましたガ、お二人とも他領主の方々に友好的に見られていたようでした・・・」


以前からシュレイアは馬鹿にされ、下に見られていると聞いてきたし、調べている段階でもやはり格下に思われていたように感じたのに、実際見た夜会での様子は異なっていた為桐藍は不思議そうな顔をしていた


元々桐藍はレインの身辺警護と領内警護が担当であり、シュレイア家が重きを置くのは国内ではなく国外であるので、桐藍は勿論影の民達の知る国内の状況は困らない程度の基本事項だけだ


その為、貴族同士の派閥などは、得意としていない


「(シュレイアが周辺の領地の目に止まるようになったことだ・・・もう少し深く調べてみるか)」


「嗚呼、領主はそうだねぇ・・・四領以外とはそれなりに喋るよ」


「私も四領以外の領主の娘達とは普通にお話しするわよ。


滅多に公の場に出ないから普段は季節のお手紙のやり取りだけれど。


私たちを批判するのは、どちらかというと直系以外の領主の一族かな?」


直系も全員が全員じゃないけれどね。と付け足すレインに桐藍は成る程・・・と頷いた


「父様、明日の会議、何時からですか?」


「明日は11時からだね。今日は移動もあって疲れただろうから執務は明日早めに起きてしようか」


「ええ、賛成。もう疲れたわ」


はぁ、と溜息を吐き肩を回すレインにセルゲイも頷き、その日の夜は早めの就寝となったシュレイア家であった・・・


260222 眉を潜め→眉を顰め

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