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異世界に飛ばされました。

話を作るって大変ですね。

今回は大分早く書くことができました。

これからも宜しくお願いします。

それでは暖かい目でご覧ください。

目を開くとそこは森の中だった。

「知らない天井すらないなここは……。」


半ばお約束な部分もあるので神屋は異世界に来た時に言って見たかったセリフを呟こうとしたが、周りが木々に囲まれて丁度今いる半径5メートルほど開けた場所で青空が広がっている中ではセリフに合わないと苦笑い気味に零した。


結局アリスからは詳しい説明もなくこの異世界に放り込まれてしまったが、何かしらの制約みたいなものを感じたしお客様からの要望なので引き受けたのには後悔はない。むしろ銀行員になる前の無茶苦茶な生活から、銀行員になってからの生活の変化に比べれば少しワクワクするくらいだ。


この異世界『ジクラリス』はどういう世界なのだろう。アリスの説明によると剣と魔法の世界となんだかファンタジー然としているが自分にも使えるのだろうか、確かにスキルにも火魔法や水魔法、空間魔法などがあったので使える可能性はあったはずだ。

しかし神屋の中では魔法よりも商人としての在り方、存在を重視してスキルを選んだつもりだ。当面は生活の基盤を作っていかないといけないなと思うがそれよりも大事なことが抜けていた。


「ここはどこなんだろう?」


そう、今いる場所すらよく解っていなかった。

人がいる所にいかねば生活の基盤も怪しいことこの上ない。とにかく、今の状況を確認することが大事だと結論付けた。


まずは体を伸ばし屈伸をする。体に違和感がないか、変わった部分がないかなど入念にチェックをする。何度か足を曲げたり戻したりするが特に変わった所はない。神屋洋25歳のままの体だ。身長173㎝体重58㎏の中肉中背、黒髪を短め切りそろえ切れ長の目と相まって利発な印象を与え、伊達ではあるが眼鏡のおかげで柔和な雰囲気を出していた。だが今は眼鏡をはずし周りを見渡す。ここ日本ではないので危険な動物やあるいは魔物なんかも存在するかもしれない。眼鏡は別の使い方もあるしとっておこうと考えたが、体の周りには荷物を入れる袋などもなく手ぶらであった。


身に着けているのはこのジクラリスに送られる前に来ていたスーツとピカピカに光る革靴、それに腕時計、いくつかのボールペンに名刺入れ、財布などであった。見るからに森にいれば浮いてしまうような恰好であるが仕方のないことであろう。それには深く考えず神屋はアリスといた導きの間の事を思い出す。


「そういえばスキルはどうやって使うのかな?」


確か神屋はスキルの中にアイテムボックスを選んでいた。ファンタジーでは定番のスキルだが、わざわざ3つの中に選んだものだ。早速使おうと思ったのだが使い方が分からないのでは意味がない。試しにアイテムボックスと念じてみると目の前にブラックホールの様な黒い空間が現れた。こんな風に簡単に出てくるとは思わなかったので、ファンタジーだなぁと少し感動し、恐る恐る手を入れてみると中は空間になっていて手を動かすが何も触れることが出来ない。眼鏡を外して入れてみると中に吸い込まれるように入っていった。眼鏡と念じつつ手を入れてみると眼鏡の感触があり取り出せるようだ。自分で選んだスキルとは言え現実では有り得ない状況に少し興奮してしまった。


「本当にすごいなぁ、これで重い荷物なんかも持たずに済みそうだ。」


アイテムボックスの使い方も分かり満足してしまったが、現状まだ森の中から一歩も動いていないことに気付いた。残りのスキル『鑑定』と『発見』もどんな効果があるのか知りたいし身の安全も考えないといけない。自分の考えがどの程度通用するか色々と検証もしないとと考察していたが、ふとゲームの世界みたいにステータスとかあるんだろうかと閃いた。アリスの説明にはなかったがスキルは有るのだしと物は試しにと『ステータス』と頭の中で呟いた。

アリスの説明不足が今回の説明回みたいになってます。

色々と説明しすぎると贔屓になってしまうので神様から色々と制限があった

みたいです。

スキルは3つ取れましたがアイテムボックスは今後の世界で取れなかったスキルなのでかなり貴重なスキルです。本人は気づかずにとったみたいですが。

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