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私物語シリーズ

私と謎解き。

作者: クルム

そうか、知らなければ良かったのかもね……。

あの人は、ずっと、ずっと教えていたんだ。

でも、それに私は気づくことはなかった。

そうさ、あの人はいつも謎解きばかり、私は謎解きがとても苦手と分かっていてもやり続ける。

なんでだろう……。嫌がらせかな?


でも、それはすべて合わせるとメッセージになっていたんだ。

それも私は分かんないのかもね・・・。

だって、謎解きは(・・・・)私の気持ちと(・・・・・・)違うんだから(・・・・・・)

あの人はそれを知っていて、謎をだす。

答えが出ることじゃなくて、考えてほしかっただけなのかもね……。

自分って存在を(・・・・・・・)……。


『あ り が と う』

こんな、メッセージいらないよ。

自分の口で言ってよ……。

そう、私はつぶやいて涙を流した。

そして私は一生懸命にあの人が出した、謎を解いた。

でも「ありがとう」くらい自分の口で言ってほしかったよ……。

まだまだ、謎は残ってる。

この謎は一番最初の問題だった。

さあ、まだ謎は残ってる。

あの人はもういないけど(死んだけど)、私はこの謎解きを解き続けるよ。

最後に貴方に出来る、償いだから……。


自分の存在なんて、自分で分かるはずが無い。

でも、あの人の謎解きにはそのヒントが載っている。

私は諦めないよ、諦めたら、あの人に顔向けできないからね。


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