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ダンジョンに欠かせないものは案外必要ないないものだったりします。

マルコ様はボスゴブリン様を確認すると再び作業に取り掛かりました。

このダンジョンは地階へ繋がっているため魔物部屋は薄暗くどんよりとした空間でした。

それ故、たいまつを各部屋、廊下に設置しています。

しかし魔物の目はそれが必要ありません。

闇の中でも十分に見えます。


「マルコ様、何故たいまつを設置するのでしょうか?」

「ん、何故だ? 我々魔物の目は闇の中も見渡せるというのに」

「クルシエル様にきいてくる。ここはお前に任せたぞ」


マルコ様はケンタウロスが故にとても足が速いです。

新ダンジョンから魔王城まで2㎞ほどですが、それを4,5分で走ります。

そしてマルコ様は魔王城までたどり着き、大魔王様のところへ行きました。


「お、どうした? マルコよ」

「お尋ねしたいことがございまして」

「なんだ」

「何故、ダンジョンにたいまつを設置するのでしょう? 魔物たちは闇の中でもはっきりと目が見えます」

「当然だろう。だって、勇者たちが真っ暗だったら可哀そうじゃん?」

「!?」


大魔王ともあろう者が敵に情けをかける優しいひとということもあります。

大魔王様はちょっぴり天然でございますね。

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