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「徹夜で席取ってたとかw」⇔「二段階認証とか(怒」

作者: 白夜いくと
掲載日:2026/04/29




 最近何をするにも、セキュリティが厳しいですよね。スマホでのクレジットカード利用時も、セキュリティコードや認証コード云々が求められます。


 とにかくなんちゃらコードのオンパレード。

 そんな現代社会に親がブチ切れていました。


「昭和に戻ってほしい! 昭和は電話掛けまくって徹夜で並んだら紙のチケット貰えたのに!」


 と。


 いやまて。

 それは流石に元気すぎるだろ。現代人はそんなに体力も時間も無いよ……と、現代を生きる中年は思うのです。



 スマホがあれば、ほとんどの操作が出来て便利です。やり方もググれば出てきます。


 しかし、親は肝心なスマホの操作方法が分からない。


 例えば、チケットを買うための入力を済ませて最終段階の認証コードを開くと、消えてしまうコード入力のページ。


「認証コードは出るねんけどな、入れる場所とこ無いねん! こんなんばっかりやぁ!」


 とスマホに怒り散らしていました。スマホによって個体差があるのですが、問題点は『消えてしまったタブ(ページ)を表示して入力する』だけなのでした。


 何度も、何度も。

 失敗しながら「なんでできへんのやー!」と怒りながら挑む親。端から見ていると本当に危なっかしいことこの上なかったです。


 スクショという概念も分からなかったらしく、スマホの画面をタブレットで撮影したりとか……とにかく使い方めちゃくちゃなんですよ。


 そんな親にイライラしながら「簡単なことやん」と言おうものなら親は「いや、昭和のほうが楽やった!」と言うのです。


 ……徹夜で並ぶ。

 ……電話掛けまくる。

 →紙のチケットが手に入る

 →認証が要らず好きな席に座れる


 とにかく認証きらーい! な親。親的には今は『不親切な社会』だそうです。年齢的に『置いていかれる』とはこういうことなのかなぁと。そんな事を思いました。



 ここまでは、今日の私の感想です。


 エッセイは、何かの物事に対して個人的な見解を書くとか何とか。


 じゃあ、少しだけ考えてるふりをします。

 星新一氏の小説か何かで有りそうですが……。


【本人認証ができないと、システムが正常に働き、本人が目の前に居ながら『本人』と見なされないバグが発生する恐怖】


 これは、マイナンバーとかそれこそスマホの事です。これで全て紐付けるとあらゆる面で便利な一方、失くしてしまうと本人を確認する術がなくなります。


 役所で「俺私ボクは本物だ!」と叫んでも、次に持って来いと言われるのは印鑑や通帳など。それさえなくなってしまったら?


 だいぶ恐ろしい社会です。

 目の前にいる人は本物だと知っている。だけど、秩序ルールやシステムを守るために『正常に動く』事が必要。


 時にその人を見殺しにするかもしれません。それは、失くした方が悪いのか、システムの方が悪いのか。


 完璧に近いシステムをつくれば、必ず弾かれる異常値が有る。それはイレギュラーに動く『人』なのでしょう。


 だから、親が昭和の様なアナログな世界(人と人とがしっかり繋がっていた世界)のほうが良かったというのも分かります。


 しかし、昭和の様なタフなチケットの取り方を出来る人は限られています。平成・令和と、時を経るにつれて『どんな人でもルール通りにすればチケットを得られる様に改善された』と思えば、二段階認証やコード入力は必要最小限の手間なのですが……。


 親は、


「紙のチケットが良い! その方が確実やったし!」


 と、頑なです。

 ここは理屈ではないのでしょうね。親にとって紙のチケットは『チケットを取ったという実感』なのだと思います。それが安心感につながるのかと。


 だから、最終的に。

 

親「二段階認証とかめんどくさい! 昔の方が良かった!」

私「え……徹夜で席取ってたとかw」


 こういう会話になるのです。

 これから先、どんな未来になるかは想像し難いです。もしかしたら、情報に溺れて信じられるものが『自分の存在を感じる自分のみ』になる。そんな『我思う、故に我あり』な未来になるかもしれません。


 それでは、寝る前に少し書き直しました。考えてるふりをしていますが、もっと考えてる人が世の中に沢山いるから、きっと私の描くディストピアなんて起こらないのだろうな。



 ……、

 …………。


 (あぁ、白菜をほんだしでトロトロに煮て、ご飯と玉子を入れて食べたい)



 私が『私として』買い物でき、調理できる家がある。これってもしかしたらすごいことなのかもしれない。


 しらんけど。



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