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プロローグ

昨今、転生物とか流行っているけれど当人になった事あるやつはそうそういないだろう。


いや、転生というよりは成り代わり系かもしれない。


私の最初の記憶はこうだ。


カボチャ頭の男に唐突に抱きしめられ、愛しい我が娘と言われる。


そう、気が付いたらカボチャ頭の悪魔になっていたのだ。しかも、なんか偉いさんの娘らしいかった。


ちなみに自分の記憶が無いのはなんかすぐバレたが事故か何かでずっと眠っていたらしくその所為だろうということになってあまり騒がれなかったので中身が違う事はバレなかった。


そのまま、記憶が戻るまで父と暮らそうと言われ数年ニートを満喫していたが、末の妹が実家を出て働き始めたのを見て物凄く居心地の悪くなった私は自立する事にしたのだ。


自立するためにする事とは何か?


労働だ。


一人で暮らしていくには賃金を稼がなくてはならない。


悪魔に生まれ変わったのにあんまり人と変わらないのだなとガッカリするが知性ある生き物の宿命なんだろう。


たぶん。


転生前も両親から働かざる者食うべからずなどと教育されていたので労働に嫌悪は無いのだが気が重い。


何故かって?

それはこれから説明しよう。


悪魔に転生してから、色々とショックを受けることは多かったが1番嫌だった事―


食事である。


正直、転生前は食べる事が好きだった。

嫌いなものはないし、出されたものは食べ切るのが信条だった。米粒の1粒1粒に神様が宿っているから残さず食べようねというのが敬愛する我が祖母の口癖だ。


なのに、食事が大嫌いに変わったのだ。


なぜ?


だって、目があるのだ。


ギョロりと丸い瞳が2つ付いていて、こちらを見つめてくる。ものによっては涙を流しながら見つめてくるものだってある。人間のメンタルを残した私には耐え難く食事時間は何時だって拷問だった。


そんな私の就職先は、食品加工工場だ。


私の絶望感分かる?


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